職員がゲンゴロウの新種を発見!

昆虫館職員がゲンゴロウの新種を発見!

ふれあい昆虫館の渡部晃平学芸員が昨年西表島で採集したゲンゴロウが新種と確認され6月25日に出版された日本甲虫学会の国際誌「Elytra New Series」に論文が掲載されました。

 

渡部学芸員が発見したのはマルケシゲンゴロウ属の新種で、国内で発見されるのは1993年の2月以来、24年ぶりとなります。

 

この新種のゲンゴロウは渡部学芸員が命名し、和名が「チュウガタマルケシゲンゴロウ」、学名が「Hydrovatus remotus Biström & Watanabe, 2017」となりました。学名の後にある名前は、その虫を新種であると発表した証です。

 

ふれあい昆虫館では、学会誌に掲載された論文とともに、世界で初めての「チュウガタマルケシゲンゴロウ」の生体展示を行います。

新種を発見した渡部学芸員

展示コーナーでは、学会誌の表紙にも使われた、昆虫の標本画家 川島逸郎氏による「チュウガタマルケシゲンゴロウ」の細密画も展示します。

点描で描かれたとても精密な「チュウガタマルケシゲンゴロウ」。その美しさと質感を、世界初の生体展示と共にぜひ間近でご覧ください。

 

展示は、明日7月8日(土)より、1階 標本コーナーにておこないます。